ステージ開演のSEが流れるやいなや、我先にとステージ前へ皆が駆け寄り、内澤(vo&g)の「行くぞ！1発目から飛び跳ねろ！」の言葉を合図に『Voice』が奏でられ、客席から挙げられた腕が波打つ景色は、まさに壮観！”今より高く飛べるよ”と高らかに鳴らされるその音像は、真夏の青空に吸い込まれてゆく。続いて小気味よいリズムと同期した『MirrorDance』では爽やかな潮風とともに会場を包み込み、「今日のこのシチュエーションにピッタリな曲を持ってきました」と新曲『Sunrise Sunset』を披露。

照り付ける日差しの下、極上のサマーチューンで観客の体を揺らした後は「あなたに届くように歌います」(内澤)と、ステージ上から会場全体に響き渡る伊藤(ds)のロータムが心地いい『Prism』でしっとりと客席を魅了する。

そして、激しくステージ照明が入り乱れるブチ上げ曲『One』『Yeah！ Yeah！ Yeah！』と立て続けに放ち、終盤戦を一気にたたみ掛ける!!　曲中、客席を巻き込みコーラス部分を歌うなどハッピーな空間を広げ、太陽すらスポットライトに変える最高の1stステージを飾った。

Writer 松川 沙織、Photo 日吉”JP”純平