WEST GIGANTIC CITYLAND 2017 ジャイガ

Sunrise In My Attache Case

場所を問わず会場全体を包み込んでくれるニューサーフミュージック

8/5 SATSUPERNOVA STAGE

海に囲まれたこの会場で聴くには最適な彼らのミュージック。
2016年にRed Bull主催のバンドコンテスト『Red Bull Live on the Road 2016』にて300組の中からグランプリを獲得した実力派ルーキーバンド、Sunrise In My Attache Case。
サーフテイストにロックを掛け合わせたような真新しいジャンルを確立している。
ちょうどかんかん照りになり、火照った体を潮風と音に委ねる感覚が実に心地良い。

1曲目の『Higher』はライブパフォーマンスとは対照的に海の上を浮遊しているような感覚になれる。
コーラスと共にオーディエンスの手拍子が混ざれば、悠々と泳ぐイルカを連想させ、かんかん照りの会場に涼しげな風が吹いていた。
1曲目が終わり、会場を映画の1シーンが情景に浮かぶような2曲目『The Widing Road』。中盤に差し掛かりフードコーナーに足を運ぶオーディエンスも増え始めた空間をやさしく包む。

3曲目の波の音とアコギのイントロから心地良いコーラスから始まった『Could and Bird』。
曲名の通り、海鳥のように風がなびくたび自然と体が揺れる、そんな曲だ。
(vo&g)Kazuyaの艶めいた声がアコギと重なり合った後、再度オーディエンスに手拍子を煽り、静かに曲を終えた。

ラストの『The Wall』はKazuyaの独唱から静かに始まった。海外のフェスに出演しても引けを劣らないと感じられる歌唱力であった。
スタンダードなバラードとはまた一味違い、この空間が一生続いてほしいと願うほどバンドのグルーヴと熱は最高潮に達した。

激しさの中にも一際“やさしさ”を兼ね備えたアクトであった。

Writer SPICE WORKS. MIYABI、Photo HOSHINA OGAWA

 


INFORMATION ・・・
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0570-200-888
  (10:00~18:00)





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