175R
夏空にドンピシャなアンセムを投下! メロコアの疾走感と熱いシンガロングで一体に
開演前のSEが流れ出すと、にわかに会場前がざわめき始め、各々が手を振りだしてメンバーをお出迎え。一際目立つ赤いTシャツを着たSHOGO(vo)が現れると歓声が上がり、イッキに175ワールド全開だっ!
「みんなまだまだいけるよな~。暑さに負けないように歌える人は歌ってください!」と声をかけ、『ハッピーライフ』から颯爽と飛ばしていく。
「カモーン」と前に出て煽るSHOGOと一緒になってオーディエンスも楽しそうに歌い跳ねる光景が広がっていく。
『GLORY DAYS』ではさらに声が高まり、みんなのリフレーンと共に波のように大きく揺れだした。
「チョー楽しね~、チョー気持ちいいね~」とSHOGOもご機嫌な様子。
3曲目には今夏リリースされた最新シングルから『夏のマボロシ』を投下!Wギターでハードに攻めたてるパワフルなサマーチューン。YOSHIAKI(ds)も歌い、メンバーの力強いコーラスも重なって雄々しく駆け抜ける。
その後に用意されていたのは、なんと槇原敬之のカバーで『遠く遠く』。この春リリースされたニューアルバム『GET UP YOUTH!』にも収録されていたナンバーだ。誰もが知っている名曲とあって、みんなのハンドクラップも重なり懐かしいような暖かい空気に包まれた。
そして、この日のラストを飾ったのは『空に唄えば』。見上げれば爽やかな夏空が広がる、まさにドンピシャなアンセム!SHOGOがマイクスタンドを高く掲げ、溢れ出す歓喜の想いを放つように叫び声をあげると、後ろの方からも勢いよくステージ前に駆け寄る人、人、人! 手を挙げ、声を重ねて、ジャンピングしながらステージ上のメンバーにレスポンスする姿に胸が熱くなる。
「サイコーだね~」と、SHOGOはコーストステージに集うオーディエンスとの一体感を確かめるように、やさしい笑顔を向けていたのが印象的だ。
「オーサカ~!ありがとう!またライブで会おうね~」
最後の最後まで、一点の曇りもなく突き抜けるSHOGOの声が心の中の淀みをす~っと晴らしてくれるような熱く爽快なステージだった。
Writer エイミー野中、Photo Shingo Tamai