UNISON SQUARE GARDEN

攻めて攻めて攻めまくるUNISON SQUARE GARDENの独壇場!

8/4 SATMAISHIMA STAGE

田淵(b)&鈴木(ds)の繰り出す重たいビートに斎藤(vo&g)のソリッドなギターが溶け合うように加速する、UNISON SQUARE GARDENのオープニングナンバーは『MIDNIGHT JUNGLE』! 斎藤の晴天高く突き抜けるハイトーンボイスに絡み合うコーラスワーク、複雑なブレイクをキメまくるタイトな演奏で、『Invisble Sensation』『マスターボリューム』とシームレスに叩き込んでいく。田淵は衝動を爆発させるようにステージを縦横無尽に動き回るなど終始アグレッシブ。イントロが鳴るや否やオーディエンスがざわついた『Instant EGOIST』、田淵のスラップ&スクリーミングで煽り倒した後に壮絶なビートにまみれた『天国と地獄』と、一切ギアを緩めることなくトップスピードで前進していくライブモンスターぶり。いや~ユニゾン、キレキレです!

「レディース・アンド・ジェントルメン、『ライドオンタイム』!」(斎藤)の掛け声から再び瑞々しいポップソングを届けるこのゴールデン・トライアングルは、その後も徹底的に楽曲で伝えていくライブを展開。田淵が華麗なステップを踏んだ『君の瞳に恋してない』でも、まるで無駄のないシャープなサウンドを放射し続けるなど、もう誰がUNISON SQUARE GARDENを止められるのかというジェットコースターのような疾走感! ラストの『シュガーソングとビターステップ』では、鈴木が羽織っていたブルーの上着を深くかぶり半ば目隠し状態で強烈なドラミングを披露するなど、最後まで圧巻のライブで魅せたUNISON SQUARE GARDEN。新旧怒涛のセットリストで攻めて攻めて攻めまくった、『ジャイガ』スペシャル仕様の全8曲40分だった。

Writer:奥“ボウイ”昌史、Photo:日吉“jp”純平