ベリーグッドマン
最後までとことん楽しみ楽しませた、最高のトップバッター
「今日を楽しみにしてた人、両手を上げて~!」(MOCA)と煽り、しょっぱなからMAISHIMA STAGEに溢れんばかりのオーディエンスの手が咲かせたのは、Rover、MOCA、HiDEXからなる大阪出身の3人組ボーカルユニット、ベリーグッドマンだ。「この時間はベリーグッドマンと一緒に遊びましょ!」(MOCA)と始まった『まずはそこから』からいきなりのウェーブ、続く『Brand New World』ではみんながジャンプと、盛り上げ上手のベリーグッドマンは、まさにトップバッターに打ってつけ。「やっぱりジャイガが最高です! やっぱりジャイガがNo.1!」(MOCA)とコール&レスポンスもバッチリキメて、「夏真っ盛りの中、ベリーグッドマン、ジャイガ初登場です!」(Rover)とご挨拶。オーディエンスにアンケートを取ると、何とほとんどが初見というのが嘘のようなフィーリングッドな空気の中、トロピカルな『Color』に海風そよぐ抜群の舞洲のシチュエーションが、身も心も盛り立てる。「緑黄色社会待ちの人も!」(MOCA)とYUMESHIMA STAGEのオーディエンスまで貪欲にフックアップしつつ(笑)、「もう一段階ヴァイブスを上げていきましょう!」(MOCA)と流れ込んだ『Vibes Up!!』では、会場を埋め尽くすタオルが回るカラフルな絶景が誕生。これにはMOCAも思わず「すんごい風来ました!」とたじろぐ嬉しい悲鳴も。
MCコーナーでは、HiDEXのヒューマンビートボックスに乗せMOCAがフリースタイルで「英語に聴こえるかもしれませんが適当♪」とカマしたフロウはもう最高!(笑) 来年1月20日(日)に開催する念願の初大阪城ホール公演への想いを告げつつ、「結成当時からずっと歌ってきた応援歌を」(MOCA)と『ライオン』を歌い上げる様には、会場から大きな拍手が巻き起こる。ここでDJのMANA-Bを愛あるいじりと共に紹介したかと思えば、Roverが「1曲歌うべき曲を忘れてまして…今日家に帰ったらインスタライブやるんで観てください!」と懺悔した一幕も微笑ましい(笑)。
終盤は、『森のくまさん』(童謡)~『YAH YAH YAH』(CHAGE and ASKA)~『千の風になって』(秋川雅史)~『恋愛レボリューション21』(モーニング娘。)~『survival dAnce 〜no no cry more〜』(TRF)と、J-POPクラシックスなコール&レスポンスでオーディエンスを沸かせ、「人の曲で盛り上がるのやめ」とRoverに諭されつつも(笑)、一気に『友達の歌』『ベリーグッド』を披露。最後までとことん楽しみ楽しませた、最高のトップバッターとなったベリーグッドマンだった。
Writer:奥“ボウイ”昌史、Photo:日吉“jp”純平