一際日差しが強くなり始めた午後1番。灼熱のステージにあがったのはお笑い芸人オリエンタルラジオを中心に結成されたRADIO FISHだ。
夏の日差しに体力を奪われつつあるオーディエンスから信じられないような歓声が上がり1曲目『黄金時代』が始まり、最初の曲とは思えないほどの盛り上がりを魅せつける！

アッパーテンションのまま2曲目『NKT34』が終わると、MCが始まるのだが、さすがはお笑い芸人。会場の空気を音楽ライブからトークライブの雰囲気に変え、どんどん笑いをとる。アーティストの側面と、お笑い芸人としての側面を存分にだしつつ、ゲストにラッパーの焚巻氏を迎え、再び空気を”夏フェス”へ戻す。

まさにフェスのための歌のような『ワンチャンcoco夏☆物語』で会場を夏一色のムードに。すでにライブではなく、ひとつのエンターテイメントとして完成されたステージでオーディエンスを圧倒している。
盛り上がりも冷めぬまま、またしてもMCで笑いを作っていく彼ら。”お笑い芸人”でもなくただの”ダンスグループ”でもない彼らにしか出せないステージパフォーマンスを存分に披露してくれた。

ラストを飾る『PERFECT HUMAN』はまさに会場全体を熱気で包み、彼らのダンスを真似し、踊る人や純粋に音に酔いしれ、アルコールを片手に揺れる人など各々がRADIO FISHの見せつけるエンターテイメントに酔いしれたひと時であった

Writer SPICE WORKS. Yuto、Photo 日吉”JP”純平