Hilcrhyme
トップバッターの大役を果たす好パフォーマンスを披露
天気に恵まれたジャイガ2日目。太陽が真上に輝く正午、幅広い年齢層のオーディエンスが集う中、PALM STAGEのトップバッターとして、昨年結成10周年を迎えたHilcrhymeが登場!
「オレたちがトップバッター。つまり特攻隊長。盛り上げ隊長!」TOC(MC)という言葉どおり、オーディエンスを巻き込んでのパフォーマンスを見せてくれた。
「始めようか、大阪!」とTOC(MC)の言葉を皮切りに、まずは挨拶がわりの『リサイタル』でスタート。「調子はどう?」とオーディエンスの様子を伺いつつも、「暑いけど、跳んでいける人!大阪、跳べ!」「始まったばかりだぜ!もっといけるだろ、大阪!」と煽り、エレクトロリミックスされた『トラヴェルマシン』でややおとなしめだったオーディエンスのボルテージを上げていく。一緒に楽しもう、楽しみたいという彼らの思いがさらに見えたのが、『エール』の時。「その手を拝借。手をあげて振ってみましょう」と片手をあげてもらい曲に合わせて左右に振ってもらっていたのだが、右から振り始める人、左から振る人とバラバラに。これを見ていったん曲を止めると、「手を振るのを揃えようぜ!」と仕切り直し、一体感あるライブを作り上げていく。
MCでもその姿勢は変わらず、客席との距離を縮めるかのように、「どこから来たの?三重?誰を観に来たの?Hilcrhymeだよね!ありがとう!」とオーディエンスとのやりとりを楽しむ場面も。ちなみにこのやりとりを3回行い、中国から来たという3人目のお客さんとは「誰を観に来たんですか?RADIO FISHですか」とオチをつけ笑わせていた。
そんな楽しい時間もあっという間に終盤へ。「このロケーションがいちばんハマるんじゃないかっていう曲をやります。大阪バージョンでやります!」と大歓声&合唱が起こった『春夏秋冬』では、“舞洲でバーベキュー 夜になれば淀川で花火あがる”と歌詞の一部を変更。オーディエンスを喜ばせていた。そして最後は、『春夏秋冬』の8年後を描いた『アフターストーリー』を披露。会場をグッと引き込むハートフルな楽曲で締め、トップバッターとしての役目を見事果たした。
Writer 金子裕希、Photo 日吉”JP”純平