WEST GIGANTIC CITYLAND 2017 ジャイガ

水谷千重子

芸能生活50周年(!?)の艶やかさ、 カバーを織り交ぜ夏祭り気分で盛り上がる

8/5 SATCOAST STAGE

空に薄雲が出てきて暑さも少しやわらいできた頃、“J-POPと演歌の架け橋”、水谷千重子がお目見え。幅広い客層が集まり、拍手が沸き起こる中、コーストステージの雰囲気をガラリと変える。ストライプ柄の涼やかな着物姿で、「皆さま、どうもよろしくお願いしま~す」と声をかけながら手を振り、にこやかに歌い出したのは『天使のウインク』。続けて、「夏の定番といえばこちら」の前振りで『夏の扉』と、いきなり松田聖子の必殺カバー二連発!手拍子が広がり、「フレッシュ、フレッシュ、フレ~ッシュ」と歌う、サビのねちっこい節回しには会場内のあちこちから笑い声が。

「千重子は芸能生活50周年を迎えました。ちょっと前まで40周年でしたが、千重子のトシのとり方は犬みたいなものです(笑)」と軽く自己紹介して、「今年、久々に新曲を出させていただきました。一足先に皆さんに聴いていただきます!」と、『五月雨道中』を披露。和風のバックトラックが粋なミディアムテンポのナンバーを妖艶な雰囲気で歌いあげる。MCでは、「NHKの秋のドラマの主題歌に…」と、ちょっともったいぶった言い方をしつつ、「選ばれたらいいなと思ってます」のオチにオーディエンスも大爆笑となっていた。

後半では、長身ロングヘアーの女性バイオリニストと2曲をコラボ。オリジナルの『天使のかわりはいませんか』は美麗なバイオリンの響きと重なり、しっとりと情感込めて歌い上げる。さらに、ドリカムのカバー『やさしいキスをして』は出だしからどよめきが起こり、切なげな迫力ある歌いっぷりで圧倒。

最後は、盆踊りを思わせる櫓(やぐら)や和太鼓がステージに登場。合いの手を入れる“千重子ファミリーのお祭り男”、続々と出てくる踊り子の皆さんも加わると、思わず観客も笑い出す賑やかな雰囲気に。「皆さん、一緒に盛り上がりましょう!」の掛け声とともに始まった『フレンズ音頭』は、もしかして“レベッカの盆踊りバージョン”?と思わせる意外な一曲(笑)。コーストステージを夏祭り気分に染めて、「皆さんとひとつになった気がしました」と晴れやかにステージを後にしたのだった。

Writer エイミー野中、Photo Shingo Tamai


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